熊本のヒガンバナ開花情報(2016) 昨年の開花情報 ヒガンバナ雑学

赤・白・黄のヒガンバナ,白はシロバナヒガンバナ,黄はショウキズイセン。三色同時開花は稀!健軍東小にて2014/09/28

秋の訪れを告げるヒガンバナ(彼岸花)


 
平成28年(2016)
7月24日(日)
南阿蘇村の外輪山でヒガンバナ科のキツネノカミソリ(左下マウスオン写真)を発見。
7月30日(日)
毎年早咲きのヒガンバナが開く益城町の秋津川沿いを訪ねると,既に満開を過ぎ,枯れかけたたヒガンバナ(おそらく園芸種)が,まだ開花中のも数本。色や形から園芸種のようだ。種子はできていない。我が家のベランダのコヒガンバナは今月2日発芽,9日開花(左下写真)。秋津川沿いの園芸種,枯れ方から判断すれば早いのは我が家のコヒガンバナとほぼ同じ頃には開花していたのでは?
我が家のコヒガンバナ 園芸種,益城町にて
 
 8月14日(日)
熱い,連日の猛暑日と熱帯夜。先月末訪れた益城町のヒガンバナは色形からして園芸種に間違いないと思うが,今回の花(下写真)は色形ともヒガンバナやコヒガンバナに近い,外観だけでは判断が難しいが園芸種の可能性が髙そうだ,辺りには枯れかけたものやつぼみが点々と。
ヒガンバナの花芽
益城町にて 8/16 東町にて 9/4
 
 8月30日(火)
東町界隈のヒガンバナ,花茎も見えない。しかし台風10号の影響で気温が一気に低下,花芽が伸びてくるのも間近だろう。
 
 9月3日(土)
東町中学校の校門脇に3~5cmの花茎発見,早ければ来週末には開花か。強い台風12号が近付いてきた,平穏に通り過ぎることを祈る。
 
 9月4日(日)
朝,東町の集合住宅の生け垣の脇にヒガンバナの花茎(左上写真)がにょっきり,東町中学校では20cm以上に伸びた花茎(左上マウスオン写真)も。
午前中,菊池市旭志町に出向くと,田圃のあぜ道に赤いもの,ヒガンバナの花(下写真)。既に白く枯れ始めたものも,先週開花したのか,大半はこれから!午後,雨が強くなった,台風12号の進路が気になる。
ヒガンバナ ヒガンバナ
菊池市旭志町にて 9/4 菊池市旭志町にて 9/4
 
 9月8日(木)
東町中学校の校門脇のヒガンバナが開花(左下写真),近くの集合住宅の庭ではシロバナヒガンバナも開花(右下写真)。周囲には開花待ちの花芽,次々と開花していくはず,ヒガンバナの季節到来!
ヒガンバナ 9/8 シロバナヒガンバナ 9/8,マウスオン写真は9/9
東町中学校にて 9/8 東町の集合住宅にて 9/8
 
 9月15日(木)
ヒガンバナが次々,赤・白に続き,黄色のショウキズイセン(左下写真)までも開花し始めた。ベランダのコヒガンバナは葉が伸び始めてきた。今日は中秋の名月(芋名月とも),朝の雨がウソのように晴れてはいるが雲が広がってきた,月は見えるかな・・・
マウスオン写真は東町中にて 緑川左岸の堤防沿いで
開花始めたショウキズイセン 9/15 甲佐町の緑川堤防にて 9/15
 
 9月21日(水)
秋の彼岸を迎え,ヒガンバナが目につく。日当たりが良く,毎年遅咲きの第二高校南側フェンス沿いでも,先ずは日陰ができる樹木の下に花茎が伸びている,開花間近か。同校西側の楠並木でも,開花は早いのは日当たりが悪い場所のヒガンバナ,地温の関係だろう。
東町にて 9/21 益城町にて 9/23
 
 9月23日(金)
益城町の木山川沿いのヒガンバナ(右上写真)も次々と開花,新たな花茎も次々,週末から来週にかけて見頃が続きそう。県内の大半のヒガンバナの見頃も今月末までか。
 
 9月27日(火)
第二高校南フェンス沿いのヒガンバナ(左下写真),日陰になる樹木の下が満開,日当たりのいい所は今花茎が伸びてきた。近頃,赤いヒガンバナよりシロバナヒガンバナ(左下マウスオン写真)が目立ってきた。益城町の木山川沿い(右下写真),北斜面は満開だが日当たりが良い南斜面はこれからのようだ。
日陰になるところが早い 北斜面は満開,南斜面はこれから!
東町にて 9/27 益城町にて 9/27
 
10月1日(土)
第二高校南フェンス沿いのヒガンバナ,早咲きの日陰が枯れ始め,代わって日当たりのいい所が開花。黄色いヒガンバナ(ショウキズイセン:鍾馗水仙,ショウキランとも)も目立ってきた。最近,赤いヒガンバナ以外のシロバナヒガンバナやショウキズイセンを見かけることも多い。ショウキズイセンはヒガンバナやシロバナヒガンバナに比べ花びらが広く,開花時期が遅いようだ。因みにシロバナヒガンバナは二倍体のヒガンバナ(コヒガンバナ)とショウキズイセンの雑種だとも(?)
ショウキズイセン
東町にて 10/1 甲佐町にて 10/1
 
10月6日(木)
今年は例年になく残暑が続く(10月になっても日平均気温27度越え)。ヒガンバナも終盤を迎えた。第二高校周辺,日当たりが良い場所の遅咲きも既に枯れ始めているが,新た芽も伸びてきた,ヒガンバナの季節はもう少し続くようだ。
 
10月12日(水)
周辺のヒガンバナも大半は枯れてしまったようだ。ただ,第二高校南フェンス沿い,正常なヒガンバナも何本か咲いてはいるが,今年も背丈が低いヒガンバナが開花。花の大きさは普通だが,花茎が極端に短い(左下写真),中には地面からすぐ花というものまで。そんな特別な遺伝子を持つのか?気温のせい?それとも他に理由が?
今年最後のヒガンバナか?
第二高校にて 10/12 第二高校にて 10/16
 
10月17日(月)
第二高校南フェンス沿いのヒガンバナも数が少なくなってきた。今咲いている花(右上マウスオン写真)が最後となる可能性も,今朝は暗くて新しい花茎を発見できぬ。残暑が続くが,気温が高いからと言って,ヒガンバナが咲き続けるとは限らない(?)ようだ。
 
10月23日(日)
これが今年最後の1本か,第二高校南フェンス沿いのヒガンバナ。花が終わったヒガンバナは葉期を迎え,既に5~20cmほどの葉っぱ(右上写真)が伸びている。
 
10月26日(水)
昨日は辛うじて咲いていた最後(?)の一本,今朝は枯れ果てた姿に。来春まで葉期,日光をたっぷりと浴びて,鱗茎にたっぷりデンプンを蓄える。

 
 ヒガンバナの開花は日平均気温20~25度が目安とも。下表は8月から10月までの熊本市の日平均気温(気象庁電子閲覧室を利用)です。気温の赤文字は開花を確認している期間,背景色は気温別(25度以上が赤,20度未満が緑)。例年の熊本での開花時期は秋の彼岸を挟んだ9月初旬から10月中旬まで,まさに彼岸花。
8月 9月 10月
上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬
2000 28.3 27.9 28.7 26.8 24.9 22.3 21.6 19.7 19.7
2001 30.0 29.4 26.8 25.8 25.6 23.3 21.2 19.9 18.9
2002 29.0 28.4 27.1 27.8 25.5 22.8 20.4 20.3 14.2
2003 28.2 27.1 28.7 29.8 26.4 23.0 21.1 18.8 15.5
2004 28.5 29.2 28.7 25.6 26.7 23.8 21.6 19.2 17.4
2005 29.2 29.1 26.8 27.7 27.2 25.4 24.7 21.9 16.2
2006 30.0 29.0 28.1 26.7 24.3 23.1 21.9 21.7 20.1
2007 28.5 30.3 29.5 27.4 27.9 27.2 25.3 19.8 18.6
2008 29.9 28.6 26.2 27.2 26.0 23.6 22.0 20.7 18.0
2009 29.1 29.1 28.2 27.8 23.9 25.4 20.8 18.4 18.3
2010 29.7 29.3 29.6 29.0 26.6 23.1 21.2 20.4 18.4
2011 29.3 27.3 27.6 27.0 26.8 22.4 20.0 20.4 18.1
2012 29.6 28.6 28.5 27.2 25.6 21.3 20.6 19.3 16.8
2013 28.8 30.5 27.8 24.5 26.7 24.9 24.9 19.9 17.5
2014 27.2 26.9 26.3 26.2 23.3 23.3 21.5 19.4 18.5
2015 29.9 26.8 25.7 24.1 22.9 24.7 19.7 18.3 18.2
2016 29.6 30.8 28.3 27.0 25.4 25.5 25.3 21.4 19.2
平年 28.6 28.3 27.7 26.6 25.0 23.1 21.1 19.5 16.9
 

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