道端に咲く花々(4~6月)
 道端で見かけた花です。以前,生物の先生が「雑草という植物はない!」と仰っておられたことを思い出し,ただ漫然とシャッターを押しただけ・・・。名前は図鑑等で調べるのですが,中にはわからないものも・・・
 
シロバナタンポポ ハルリンドウ
シロバナタンポポ(キク科,4/1)
 最近は黄色いセイヨウタンポポが勢力を広げており,この日本在来種は少なくなってきた。
 
ハルリンドウ(リンドウ科,4/4)
 以前は阿蘇の草原でたくさん見かけたのだが,最近は山道や畑のあぜ道に点々と。
 
ハナダイコン クサイチゴ
ハナダイコン(アブラナ科,4/7)
 中国原産の花で,ムラサキハナナ(紫花菜),ショカツサイ(諸葛采),オオアラセイトウ(大紫羅欄花)とも。
 
クサイチゴ(バラ科,4/17)
 草イチゴと言っても,キイチゴ(木苺)の仲間で,ジャムにすると市販のものより美味い(好みはそれぞれでしょうが)。
 
オニタビラコ ハハコグサ
オニタビラコ(キク科,4/11)
 「コオニタビラコ」が春の七草の「ほとけのざ」の別名で,混同されて「七草がゆ」に使われることがあるとのこと。
 
ハハコグサ(キク科,4/11)
 多年草だが開花結実した株は枯れるという。若葉が七草がゆに「ゴギョウ」として入れられるとのこと。
ムラサキカタバミ,マウスオンはイモカタバミ カタバミ
ムラサキカタバミ(カタバミ科,4/11)
 キキョウカタバミともいい,葯の色は白。葯の色が黄色く,花弁の色がもっと濃いものがイモカタバミ。園芸種はオキザリス。
 
カタバミ(カタバミ科,4/29)
 葉の一方が欠けているように見えることからの名という。葉はハート形,花もかわいいし,もっと人気があってもいいのでは。
 
ヘビイチゴ キキョウソウ
ヘビイチゴ(バラ科,5/4)
 野イチゴより目立つが,毒々しい色で食べられないと思っていたのだが・・・。有毒ではないが,美味くはないとのこと。
 
キキョウソウ(キキョウ科,5/26)
 北アメリカ原産の帰化植物で,キキョウに似ていることからの名前。開放花と花を開かないまま種子をつくる閉鎖花も。
 
名前は? 名前は?
ウマノアシガタ?(5/9撮影)
 
ハルジョンかヒメジョンか?(5/26撮影)
 
ハナショウブ アジサイ
ハナショウブ(アヤメ科,5/4)
 サトイモ科のショウブと葉が似ていることからの名前らしいが,ショウブの花はハナショウブのようにきれいな花ではなく、まさに蒲(がま)の穂。
 
アジサイ(アジサイ科,6/4)
 「酸性なら青,アルカリ性なら赤」と言われるが、土壌の 酸性度は花色の決定要因の一つ。同じ花でも,咲き始めの緑から次第に白,更に青や赤へと。
 
作成:2012/06/16
 熊本弁では「花が咲く」ことを「花が咲す」と言います。

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